株式会社 茨城電通様
70年以上にわたり、茨城県内全域でNTT東日本が管理する電柱広告を取り扱っている株式会社茨城電通様。数多くの電柱広告の管理や問題発生時のスムーズな対応を実現するため、既存システムからの切り替えと運用保守をご依頼いただきました。
【当初の課題】
元々社内システムをご担当されていた方が開発した管理システムは、現場で保守を行っている担当者からの評判は良かったものの、複数人がアクセスすると処理が重くなってしまい、業務の生産性が悪くなってしまうことが課題となっていました。
とはいえ、使い慣れたシステムを完全に新たなものに変更してしまうとその使用方法の説明や浸透までに時間がかかってしまい、より効率が悪くなることが懸念され、なかなか切り替えがうまく進みませんでした。
また、このシステムには広告のコンテンツや期間を細かく地図情報と連携して表示できるようになっているのですが、各クライアントサーバーに地図情報を設置しておく必要があり、この更新も大きな手間となっていました。
運用面での課題が本格的に表面化する前に、今の課題を解決できるシステムの開発をご検討されていました。
【依頼の背景】
最新のシステムに切り替えることも検討されていたものの、最も重要な要素は、現場担当者が違和感なくスムーズに利用ができることでした。
そこで当社では、ローコード開発ツールMagicを使い、これまでのシステムとほとんど画面を変えずに利用できるアプリの開発をご提案しました。ローコードでありコストを抑えつつ、移管をスムーズに行うことができるとご判断いただいたことから、本プロジェクトが開始されました。
【ご支援内容】
まずはMagicを利用し、既存システムと同じ画面設計を行うことからスタートしましたが、既存システムの仕様書がなかったため、Magicへの移行に伴う調査や解析から支援を開始しました。
その際、このシステムは補修を行う担当者が確認した広告の撮影や報告のために使われることが多く、いつもはそれを各拠点のPCで行っているということがわかり、機能としてだけではなく、運用面での効率化ができないかも検討を行うことになりました。
そこで、当社からのご提案として、より使い易い環境を提供するため、これまでのPCだけの操作ではなく、スマホアプリとして利用できるように開発を行うことをご提案しました。Magicはスマホで利用するシステムの開発を行うことに優れていることも大きなメリットです。
ご利用される担当者の方からすると、新システムの導入というよりも既存システムのアップグレードというイメージになったことで、非常にスムーズな導入が可能となりました。
また、クラウドでの運用を行うようにしたことで、常に最新の地図情報が掲載され、現場担当者の運用が大きく効率化されました。 その使い勝手の良さから、本番環境でもAWSクラウドでの運用にすることが決まりましたが、当社にはその運用もお任せいただいています。
【更なる開発】
今回のシステム開発は約6か月で一度納品したのですが、実際にお客さまがご利用を始められると、NTT東日本にそのアプリから報告できる機能を追加したいなど、多くのご要望が発生しました。当社はアジャイル開発によってそれら一つひとつのご要望にお応えすることができたことも、今回のプロジェクトの成功のポイントであると考えています。