コラム
中小企業や自治体こそメリットは大きい! ローコード開発の5つの導入メリット
- ローコード開発
目次
なぜローコード開発は、中小企業や地方自治体に導入メリットが大きいのか?
ローコード開発市場が拡大する要因の一つは…
ローコード開発プラットフォームへの認知度は、ここ数年間を見てもかなり高まっています。ITRの調査(図1)によると、ローコード開発/ノーコード開発市場の2022年度の売上金額は709億4,000万円で前年度比16.0%増。2025年には1000億円規模に拡大すると予測しています。

ローコード開発/ノーコード開発のどちらも、開発から運用までの期間を従来のスクラッチ開発に比べて大幅に短縮でき、コストを減らせるメリットを持っています。しかし基幹業務システムや事業部門でも複雑度の高い業務システムにおいては、柔軟なカスタマイズ性や、既存のアプリケーションと連携できる拡張性という点で、ローコード開発のメリットに関心を持つ企業・組織は多いです。
では、どのような企業・組織がローコード開発に注目しているのでしょうか?
それは中堅・中小企業や地方自治体です。日本の全企業のうち99.7%の企業が中小企業。
なかには高い技術力や先端技術を持つ企業も多く、例えば「売上に影響する海外の重要顧客の問い合わせを、システム化してすぐに返答できるようにし、海外からの受注業務全体をシステム化したい」という企業もあるでしょう。しかしネックとなるのがシステム開発の高額な費用です。
同様に地方自治体もシステム導入は簡単な話ではありません。税収の低迷により地方の歳入は落ち込んでおり、システム開発・導入についてはなるべく費用を抑えようとしています。
このように中小企業・地方自治体に共通する課題の一つが「システム開発・導入に多額の費用をかけられない」という現実です。費用を抑えてアプリケーションやシステムを構築できるローコード開発へ注目が集まる理由の一つとなっています。
ローコード開発はどのくらい費用を抑えられるのか?
ローコード開発の費用相場については、開発プロジェクトの規模や難易度など様々な要素で異なり、システム開発会社や利用するツールによって費用の違いがあります。そのため一概にいくらとは断定できませんが、概ね従来のシステム開発と比較した場合、ローコード開発は約半額程度~3分の1程度の費用となる場合が多いです。
中小企業の場合、スクラッチ開発で1000万円以上の費用がかかるケースはめずらしくありませんが、ノーコード開発の場合は数百万円と桁が違ってくることがよくあります。また、ローコード開発のアプリケーションの場合は支払いが月額費用の場合も多く、初期費用を大きく抑えることが可能です。
中小企業・地方自治体から見たローコード開発の5つのメリット
メリット1:開発スピードの向上
従来のスクラッチ開発は以下のような工程を段階的に進めて行きます。
【スクラッチ開発の一般的な工程】
要件定義→設計→プログラム開発/コーディング→テスト→運用
システムの規模が大きい場合は長くて約2年、アプリケーションの場合は約半年~1年の開発期間となります。
【ローコード開発の工程】
ローコード開発は、プラットフォームの提供するコンポーネントを使用するため、高速の開発が可能です。また、開発プロセスそのものはスクラッチ開発と大差はありませんが、大きく異なるのがアジャイル開発で行うことが可能な点です。
図2のように開発工程の各プロセスの期間を小さく区切り、そのサイクルを繰り返すことで使いやすいアプリケーションを構築していきます。開発途中でユーザーのフィードバックを反映しやすいメリットがあります。

この一連のプロセスをサイクル化し、そのサイクルをお客様の声を反映しながら繰り返します。開発プロセスの簡素化と自動化によって、プロジェクトのリードタイムを短縮できます。
【参考ページ】:foliumのローコード開発
メリット2:コスト削減
先述したように、従来のシステム開発と比較した場合、ローコード開発は半額程度~3分の1程度の費用となる場合が多いです。またローコード開発のアプリケーションの場合は、月額費用で利用できる場合もあります。
ここで開発費用の内訳を見てみましょう。
開発費用は、大きく「人件費」+「諸経費」となり、そのうち人件費が開発費用の約8割というデータもあります。この人件費は「人月単価」×「人数」×「開発期間」で計算されることが多く、開発期間の短いローコード開発は大きく費用を抑えることができます。
メリット3:迅速なプロトタイピングとフィードバック
プロトタイピングとは、サービス開発において試作品(プロトタイプ)を作成し、その機能を評価してもらいブラッシュアップを図る手法です。まさにメリット1で紹介した図2を見るとよくわかります。
ローコード開発ではシステムやアプリケーションを早い段階から、実際のユーザーに触ってもらう機会があります。
そこで「この機能は特にいらない」などフィードバックを得ることで、改善しやすく、結果的にユーザーが使いやすいアプリケーションを構築することができます。使いやすさだけでなく、エラーの発生を防止する意味でも有効です。
メリット4:IT技術者以外の従業員でも開発できる
中小企業の場合、情報システム担当者が1人という企業はかなりの数にのぼると思います。その情報システム担当者も情報系学部の出身者ではなく、専門的な知識がないという企業は多いでしょう。そのような中小企業こそ、やはりローコード開発のメリットは大きいです。
ローコード開発はコーディング作業が最小限に抑えられ、そのコーディング作業も自動生成ツールを使うことで難易度はかなり下がります。
【参考ページ】:ローコード開発がもたらす業務効率化の成果と具体例
専門的なプログラミング知識がない従業員でも、画面をドラッグ&ドロップでカスタマイズできます。以下はユーザーの立場から見た開発期間の目安です。
※あくまで目安となっており開発環境によって差があります。

メリット5:既存システムとの高い互換性
①既存のレガシーシステムとの接続
地方自治体の場合、オンプレミスのシステムを今なお利用しているケースが多いと思います。ローコード開発ではいわゆるレガシーシステムとの接続が可能です。
②外部サービスとAPIで連携できる
API連携によってリアルタイムの情報を連携・更新できます。そのためデータに整合性があり、正確さが必須の地方自治体の業務においても取り入れやすいです。
③クラウドやSaaSとの連携
ローコード開発プラットフォームはクラウドやSaaSとの連携がしやすいメリットがあります。具体的な例を挙げると、Salesforce、Office 365などのアプリケーションと連携でき、例えばリモートワークを維持したい中小企業などでも導入しやすいです。
このように既存システムとの高い互換性があり、スムーズな導入が可能な点もローコード開発の特長の一つです。
中小企業や地方自治体にとって、ローコード開発は費用面以外にも様々な導入メリットを持っており、費用を抑え、かつ便利で効果の出るアプリケーションを構築することができます。
サービス資料
青森県八戸市、山口県山口市にある拠点から ・ローコード開発事業 ・ビジネス拡張ソリューション事業(BPO) を提供し、クライアント企業さまの成長・課題解決に貢献しています。
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