foliumブログ

2024/04/16

エンジニア,勉強会,ローコード,上流工程,生成AI

SDS事業部の取り組みとITのトレンドについて勉強会を開催しました

4月5日(金)に、山口オーグメンテーションセンターにて、4回目となる勉強会を開催しました。

今回は「エンジニア集団 AI奇兵隊とは」というテーマで、社員向けにローコード開発(注1)の有用性や、世間で話題になっているAIの活用など、ITのトレンドに迫る内容です。
当日は社員17名が参加し、八戸に勤務しているメンバーもオンラインで参加するなど、過去最大人数での開催でした。

(注1):ローコード開発

あらかじめ開発環境に存在しているパーツを組み合わせ、アプリ開発を行う手法。
記述するプログラミング言語を極限まで減らして開発を行うため、プログラミング言語を一から記述するフルスクラッチ開発と、記述を一切しないノーコード開発の中間のような存在。
勉強会の冒頭の様子
勉強会の冒頭の様子

AI奇兵隊とは、フォリウムのローコード開発事業部であるSDS事業部の通称です。
今回の勉強会では実際に奇兵隊が請け負った案件を例に、ローコード開発におけるプロセスや、上流工程を経験したメンバーからのアウトプット、生成AIを活用しプログラムに組み込むとはどういうことなのかなど、ブラックボックス化しがちな開発に関する「実際はどうなの?」という部分に重点を置いたプレゼンがなされました。

「ローコード開発とは」というプレゼンでは、なぜローコード開発がトレンドなのかという点について、フルスクラッチ開発(注2)や開発工程の違いを比較しました。

(注2):フルスクラッチ開発

HTML、C、C#、javaなど、様々なプログラミング言語を組み合わせながら記述し、アプリ開発を行う手法。
昨今の一般的なアプリ開発に用いられる。

ローコード開発はコードをすべて記述するフルスクラッチ開発と違い、あらかじめ決められたパーツを組み合わせながらアプリ開発をする手法です。
通常の開発ではウォーターフォール開発(注3)がよく用いられますが、ローコード開発はアジャイル開発(注4)を用いることが多々あります。
ローコード開発とアジャイル開発は相性が良く、短いサイクルで開発とテスト、調整を繰り返すため、細かな仕様変更や修正に柔軟に対応できるという利点を持っています。

(注3):ウォーターフォール開発

上流工程にて「企画、設計」等を行い、下流工程で「実装、テスト、評価、リリース」を行う開発手法。アジャイル開発とは異なり、上流工程で決定したものが下流工程で覆ることは基本的にはない。
一連の流れを滝のように上から下へ進めていくことから、計画変更が少なく、昨今の一般的な開発に用いられる手法となっている。

(注4):アジャイル開発

スクラムと呼ばれる短いサイクル内で「企画、設計、実装、テスト、評価、リリース」まで一連の流れを繰り返し、開発を進める手法。
仕様変更やニーズに対し柔軟に対応できる特徴を持つ。

IT人材が不足している今の環境において、プログラムに関する専門的な知識を持っていなくても開発可能なローコード開発は、今後需要が高まってくるのではないかと言われています。

八戸のオフィスからリモートでプレゼンを行う横山(中央モニター内)
八戸のオフィスからリモートでプレゼンを行う横山(中央モニター内)

「上流工程とは」のプレゼンでは、ウォーターフォール開発の上流工程を請け負った奇兵隊メンバーが、上流工程の実態と、上流工程で必要なこととは何かのアウトプットを行いました。
上流工程では業務のフローを可視化し、下流工程で滞ることが無いように厳密な設計が必要です。そのため、下流工程以上の専門知識が求められます。

ITの分野は拡大を見せていますが、上流工程はある一定以上の経験と専門知識が不可欠のため、需要が減ることはありません。
奇兵隊として目指していることは、上流から下流工程全てを事業部内で完結させることです。
需要にこたえられる人材を目指すに当たり、こういったアウトプットはとても勉強になりますね。

上流工程についてのプレゼンを行う浦山
上流工程についてのプレゼンを行う浦山

最後のプレゼンでは、近年私たちの身近な存在になりつつある「AI」ついて、その仕組みや生成AIを組み込んだシステムとはどういうものなのかについて聞くことができました。
専門知識や最新の情報などに弱いといわれるAIですが、それらの入ったデータをAIに渡すことでユーザーが求める回答により近づきます。

登場初期よりも現在の方がAIの精度も上がっています。AIと人が共存する夢のような世界の実現も、それほど遠くない未来なのかもしれません。

AIについてのプレゼンを行う宮田
AIについてのプレゼンを行う宮田

普段は公開していない、メンバーの実体験に基づくプレゼンだったため、参加者からは「もっとローコード開発やアジャイル開発について知りたい」「興味のある分野だから他の話も聞いてみたい」の声もありました。
こういった勉強会に参加し、自主的かつ積極的に学習を進めていくことが、地域で活躍できるエンジニアになるための一番の近道なのではないでしょうか。

講演を行った奇兵隊メンバーも当日までプレゼン練習を重ね、「わかりやすいプレゼンだった」という感想や、講演中に笑いが起きるなど、終始和やかな雰囲気での勉強会となりました。

勉強会も4回目を迎え、運営チーム側も始めたての頃よりレベルアップしています。
フォリウムでは定期的にこのような勉強会を開催し、社員のスキル向上に努めます。
今回は社員向けの勉強会でしたが、今後は社外ゲストの参加が可能な回も用意する予定です。
興味のある方は、ぜひご参加ください。お待ちしております!


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