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2023/09/20

山口,人材育成,勉強会,データ活用

地域でのデータ活用に関する勉強会を開催しました

前回のNFT勉強会に続き、9月8日(金)に山口オーグメンテーションセンターにて、地域でのデータ活用に関する勉強会を開催しました。今回講演者としてお呼びした宮﨑光世さんは、兵庫大学の教授として教鞭をとり人材育成をする傍ら、神戸市のCDO補佐官や宝塚市のCXO補佐官を務めるなど、自治体のDX推進にも取り組んでいます。

当日は、山口県内のビジネスパーソン、大学生、フォリウムの社員など、合わせて10名が参加しました。

今回のイベントでは、高解像度なデータにより地域人口の疎密の推移を見ることの重要性や、データ活用に必要な能力、データ活用人材の育成の指針について、宮﨑さんに講演をしていただきました。その後は、データ活用の在り方や人材育成についてディスカッションを行いました。

特に参加者で議論になったのは、データを収集・分析・活用するためには、組織の目標や進捗を明確化する必要があるという点です。目標を達成するためのKPIをどのように設定するか、設定根拠も含めチームメンバー間で共有することで、組織が次に起こすべきアクションや、立てたプランの評価を定量的に確認できます。

また、データ活用と聞くと、データの分析能力や統計知識に焦点が当たりがちですが、本当に大切なのは、そのデータを業務改善や課題解決に活かそうと行動することです。宮﨑さんはこの「理論」と「行動する意思」の二軸の重要性について、クリミア戦争で看護婦として活動したのちに負傷兵の死因を統計的に分析して彼らの死亡率を大幅に下げることに貢献したナイチンゲールを例に出して解説しました。データ活用人材の育成においてもこの二軸を身につけさせることを重要視しているそうです。

ディスカッションでは参加者それぞれの立ち位置から、データ活用や人材育成に関する興味関心ごとが話し合われました。データ活用とは具体的に何か、いかにデータ活用を効果的に人材育成に取り入れるかなど、データ活用にまつわる様々なテーマについて活発なコミュニケーションが行われました。

<参加者の感想>
勉強会終了後には、参加者から以下のような感想がありました。
・自治体に関連する仕事をしているため、事例が非常に参考になった。
・データから物事の本質を捉えることの大切さを学ぶことができた。
・人材育成の軸に、データの分析・活用や仮説立てなどを組み込みたいと感じた。
・これからどのようにデータと関わるべきかに興味を持った。

フォリウムでは、地域の皆さまと最新のIT技術を共有し、学び合う場づくりを目指しています。フォリウム 山口オフィスの1階にはカフェCircle(社員休憩室)を併設しており、 このスペースを地域に開放することで新山口駅近郊における新たな交流の場にしたいと考えています。

今後も、有志や地域の皆さまと勉強会やイベントを開催し、山口のエンジニアやエンジニアを目指す方、 またIT・DXに興味を持つ方々が楽しみながら活動できる機会の創出に貢献してまいります。


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