マーケティング事務

ウェルカムバック採用　高橋武士

現在、リーダーとして大手のネットリサーチ顧客の集計チームを率いている高橋。
東日本大震災のあとに東京で取締役の鶴に会ったことがきっかけで、旧トゥルージオ社に入社。一度は退職したものの、カムバックして活躍しています。

（参考）ウェルカムバック採用を正式スタートしました

folium（旧・トゥルージオ社）との最初の出会い

私は八戸出身でしたが、高校を卒業してすぐに東京に出て働いていました。2011年3月、東日本大震災がありました。子育てもあり、都内での生活も難しいと感じていたのと、妻も八戸出身でしたので、家族で八戸に戻って暮らしたいと考えていました。

そのころ出会ったのが、foliumの前身である旧トゥルージオ社の前社長の鶴さん（現・取締役）でした。面接は東京の茅場町のロイヤルホスト。鶴さんと話して採用が決まり、八戸へのUターンを決意しました。当時、インターネットリサーチ関連の事業など、ITを活用した仕事が八戸にあるということが驚きでした。

いちどは退職した理由

最初の勤務当時は、インターネットリサーチのディレクションチームのマネージャーでした。

仕事が忙しく残業もあったほか、チーム運営にも悩み、自分自身に対しても何ができているのか自問自答する日々が続いていました。日々仕事に追われる中で他の世界が眩しく、隣の芝生が青く見えて、情報を探していました。年齢的にもまだ新しいチャレンジができる、そう思って退職を決めました。

元同僚たちの声に気持ちが動き、foliumへカムバック

退職後、次にチャレンジした仕事はECサイトの仕事でした。foliumほど求められるものが多くはなく、安定して仕事ができていました。

落ち着いたところで、もう少し何かできることがあるかもしれないと模索していた頃、デーリー東北の新聞記事の一面に、クラウドファンディング事業の紹介で元同僚が掲載されているのを目にしました。案件業務以外に、地域貢献活動にもいろいろと取り組んでいるんだなと感じました。前の職場で一緒に働いていた仲間が活躍しているのを見て、当時を思い返すと、大変だった日々が実はとても楽しかったと思い始めました。

街に出て、元同僚たちにバッタリ会うこともしばしばありました。お互いに近況を話していると、「いつでも戻ってきなよ」と笑顔で声をかけてくれて、素直に嬉しく感じていました。

あらためて当時やりきることができなかった自分を見つめ直しました。もしかすると「視野が狭かったのかもしれない」「会社のことをよく知らなかったのかもしれない」と考えるようになりました。そして、もう一度、古巣に帰って新たな気持ちで再チャレンジしようと決意しました。

foliumに戻ってきてから

現在は、以前と同じお客さまのチームで仕事をしています。もともと担当していたディレクション業務を経て、今は、過去に経験のなかった集計業務を行っています。

同じお客さまのチームに戻ると思っていなかったので、その配属先の決定には驚きました。けれども現在のマネージャーが、以前からずっと在籍していたかのようにすんなりと自然に受け入れてくれました。仲間たちも「おかえり」と言って迎えてくれました。さらに嬉しかったのは、お客さまが私のことを覚えていてくれたことです。お客さまからも「おかえりなさい」というお言葉をいただけました。

今の仕事のやりがいと自分のこれから

ディレクションから集計に職種も変わり、学ぶことが多い毎日です。時期によっては残業があり大変ではありますが、インターネットリサーチの業務は自分に合っていると思っています。

以前勤めていたときと、就業環境は大きく変わっていませんが、自身の内面にだいぶ変化があり、foliumで長く勤めたいと腹がすわりました。個人的には、これまでの自身の経験を活かし、社内カウンセラーの役割を担えたらと思っています。希望を持って入社し、一緒に働いている同僚たちの役に立ちたいと思い、どのような資格取得や活動ができるかを調べています。1on1研修で定期的に話す機会のある、取締役の鞭馬さんからも応援してもらっています。

foliumへのカムバックを考えている方たちへ

八戸では、インターネットリサーチやIT事業の会社も徐々に増えてきましたが、まだまだここでは珍しく、貴重な職種だと感じています。首都圏でトップクラスのスキルと技術でリサーチサービス提供しているクライアント企業と、八戸にいながら仕事としてやりとりしていることはすごいことだなあと。お客さまとのコミュニケーションを通じて、どこでも通用するようなビジネスの基礎も学べていると思います。

失敗しても戻れるところがある、外でチャレンジしたことがまたここで活かせる、foliumはそんな懐の深い会社です。

何か外で挑戦したいと思っている社員がいたら、いちどは外に出てみて、戻ってきてもらうというのもよいかもしれません。特に若い人たちにはいろいろなことに挑戦してほしいと思っています。一度退職して戻ることにネガティブな印象を持つ人もいるかもしれませんが、ここではそのようなことは一切ありません。当時の退職理由がどんな内容であれ、違う世界で見てきたことや経験した時間はきっと大きな財産になります。

もし迷っているようでしたら、ぜひいつでもfoliumに戻って仕事をすることを相談してみてほしいと思います。

（写真は、会社の忘年会で同僚とバンドを結成し、演奏したときの様子）